海に還る

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家族だけですので、小さめのクルーザーで羽田沖へ。
穏やかな午前中でという話でしたが、想像以上に揺れました。
それでも、担当の方と相談して老人たちが疲れないように簡単に海に。

たくさんのお花をささげ、その周囲を船が周回してくれるので、
渦巻きのような水の流れができて、「ここだよ」と声をあげているような、そんな気持ちに。

義兄だったから、
少しばかり関係性が遠い人だから、
なのかもしれませんけれど


そのとき、そのときの、気持ちと
すぐにいくからねと声をかける両親の思いと、
かたちには残らないけれど、わたしたちの胸に大きく残る、お別れの仕方だったのかなと
家人と話しています。


海に還る、痛かったり苦しかったりした3か月。
不安もいっぱいだったろう、名残もたくさんあっただろう、
そうは思うけれど現世から解放された魂は、自由になったんじゃないかと
義父が言っていました。

そんなふうに息子を送った両親に、敬意しかありません。
ちゃんと、あなたたちをわたしたちが見送るからと約束しました。



でも、正直、酔いました・・・



雨のため延期

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予定していた散骨ですが、雨と波の高さが予想されるとのことで
夕べのうちに延期の連絡がはいりました。


寂しい癖に、早くカタをつけてしまいたい気持ちもある義父は
ちょっとご機嫌斜めに(笑)


もうちょっといっしょにいたかったのよ、きっと。
すてきな居場所ができたところだし、、、と言うと


やっと、

そう、だな・・・と笑ってくれました。


別れ方はむずかしいなぁ・・・


小さい居場所

連休前半は実家引越の後始末に行き、あれこれ動き回ってきました。

帰ってきて今日は、仏具屋さんへ。


あと1週間で散骨。パウダー状に処理するため分骨して、
とっても小さくなってしまった義兄に、ちゃんといるべき場所を作ろうと言うことになり

小さめの仏壇を購入することになったのです。

といっても、
仏壇らしく見えないのがいいということで、家人と二人で閉店セール中の仏具屋さんへ。


びっくりするほど立派なものもありましたが、小さめの素敵なものを発見。
ただ、老夫婦が正座して相対するのに、適当な高さになる台は、仏具としてはなくて

今度は家具屋さんへ。
事情を話して、買ったばかりの仏壇を運び込んで、サイズと色が合いそうなものを物色。


こころよく、協力してくださったお店には感謝です。



写真と、骨壺にした棗と、お花。
そして、葬儀屋さんが提供してくれた(というか、お値段に入っていた)大きめの仏具のかわりに
お茶道具から、適当なものを探し出して
お線香を立てたり、ろうそく立てにしたり、工夫をこらした
居場所ができました。

おりんだけが大きくて、みなで大笑い。さっそく先ほど2寸というのを注文したところです。


35日、49日、そういう区切りの時というのは、絶妙で
食べれない気力がないと言っていた義母が、だいぶしっかりしてきて
先日はタケノコを茹でて煮たりしていました。

義父が一方的に支える側にいましたが、ようやく義母も義父を支えなければと思えるようになってきたようです。


二組の老夫婦のありようはわたしたちにとっても
わたし個人にとっても、いろいろ考えさせられることばかりです。