花森安治の仕事

51KDjOTvxuL._SX350_BO1,204,203,200_


どの家にもあった、この「暮しの手帖」
朝ドラの記憶も新しいという方もいらっしゃるかもしれません。

暮らしの手帖の表紙をずっと担当していらした、今で言うとイラストレーターであり、
レタリングや絵だけでない家電品の比較実験などをてがけた、名編集長である、花森安治さん。


「デザインする手、編集長の眼」という副題がついた展覧会に行ってきました。
高度経済成長をはさんだ戦後の日本の中流家庭の歴史が、そこにありました。


みんなが中流意識を持っていた時代の話。経済格差はもっと隠れていました。
今はそっちがメインになってきて、みんな真ん中なんて意識はないでしょう。
とと姉ちゃんを支えた彼は、結核による除隊後、東大卒の経歴のなせるわざなのか
大政翼賛会で仕事をしていたそうです。


こうした標語ポスターのレタリング、見覚えがあるなと思っていました。
欲しがりません勝つまではなども、たぶんそうではないでしょうか。

images.jpg

戦後、いつ戦犯となってもおかしくないという気持ちで、反戦の意志を表明して、「戦争中の暮らしの記録」作成に
気持ちを傾けていらしたそうです。

この雑誌の中にある写真たちが、わたしたちが育った時代どの家にもあった、それが「時代」ですね。
みな家庭でそれを目撃して育った。今はそういった家庭の文化が変化してきている気がします。

伝えていかなければいけないと、あの当時の大人たちが思ったこと。
今の時代だからこそ、さらに、伝えていかなくてはいけないことなのかもしれません。


*** *** 

義兄の状態は一進一退。老親たちはゆっくりゆっくり、退いていきます。
長男を見送ることになる義父母が気の毒です。


退院

 義兄が退院。
二回目の抗がん剤は一回目より楽で、効果もそれなりにあったらしく、
体力を削られることも少なかったということで退院してきました。
とはいうものの、ベッドがないし、迎えるのは85歳と90歳ですので、福祉の方に相談。
介護認定を急いでもらって、ベッドの貸し出しをしました。

立派な電動ベッドが配置され、まずまずです。
認知症の症状が出ている義母ですが、長男帰宅で妙に張り切っており、
買い物に行ったりめんどうだと投げ出していたお料理もやりはじめました。やりがいというか、
誰かの役に立つ思いというのは、ほんとうに人の原動力になるものなのだと実感。

おかずお届け業はしばらくお休みです。


ま、これが長く続くわけではなく、来週には再入院して三回目の抗がん剤投与が決まり、
一週間様子をみてまた退院してくるというのを数回繰り返すのだそうです。病院が近くてほんとうに助かっています。


今日は急行で一駅、ちょっとプレゼントを買いに出ました。
美味しい紅茶を淹れてくれるカフェで、軽くランチ。

2017y02m11d_134730839.jpg

珈琲好きですが、なぜかといえば、
紅茶ほど値段に左右されずに好みの味にたどりつけるからです。

紅茶はほんとうに美味しい茶葉は高いし、うまく淹れないとそれも無駄になる。
緑茶もそうですよね。お茶をきちんと淹れるのはむずかしいです。


ここのお紅茶はほんとに美味しい。プロに淹れてもらってゆったり飲むのが一番の贅沢かもしれません。